高機能化
-更なる高付加価値を目指して-事業戦略に基づいた既存技術の応用研究のほか、長年培った高分子設計技術・プロセス設計技術を礎に、次世代の事業を生み出すための挑戦を続けています。
- 自己修復型応力緩和剤
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熱硬化性樹脂の耐久性を向上させる技術として、温度による可逆結合性を有する機能性材料を開発しています。
応力緩和作用により自己修復性機能の長寿命化が可能になります。 - 低温焼成樹脂
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燃料電池やキャパシター、各種導電ペーストなどの焼結製造プロセスで使用される焼成樹脂には、低残留炭素性に加え低温焼成性やペースト樹脂としての作業性が必要です。旧来の材料では両立出来なかった機能を、新たな素材を用いることで実現しています。
- エポキシ樹脂改質剤
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エポキシ樹脂の耐衝撃性向上、金属への高接着性も付与可能なアクリル系改質剤の開発を行っています。低粘度なため添加しやすく無溶剤で環境へ配慮した製品になっています。
- 高耐熱粘着剤
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従来のアクリル系粘着剤を超える耐熱性を有する粘着剤を開発しています。アクリル系素材では実現出来ないシリコーン並みの耐熱性と、シリコーン系粘着剤の弱点である被着体汚染性を解決した、新しい粘着剤素材の材料開発をしています。