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代表取締役社長 逢坂 紀行 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、ここに、当社第71期(2018年4月1日から2019年3月31日まで)の、当社グループの事業概況および中期経営計画の進捗状況についてご報告申し上げます。

 当期の経済情勢は、国内では堅調な企業収益や設備投資、個人消費を背景に景気の緩やかな回復基調が続きましたが、米中貿易摩擦の長期化や地政学リスクの高まり、中国景気減速の顕在化による世界経済への影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況にありました。
 このような状況のもと、当社グループは、中国市場における液晶ディスプレイ関連分野を軸とした既存事業のシェア拡大と東南アジア・南アジア地域での新規市場開拓、グループ生産供給体制の最適化と高付加価値製品の開発・展開による収益性の向上、ナノインプリント事業と加工製品事業の統合による新規事業の成長モデルの探索・構築、技術革新が進む自動車・ヘルスケア分野等での新製品・サービス創出のための研究開発体制の強化に取り組んでまいりました。
 業績につきましては、人民元安の影響を受けて中国子会社の売上高の為替換算額が減少したものの、中国市場における液晶ディスプレイ関連分野のケミカルズの販売が増加したことや、装置システムの工事完成高が増加したことにより、売上高は2期連続で過去最高を更新しました。しかしながら、利益につきましては、原材料価格上昇の影響を大きく受けて、前期を下回る結果となりました。

中期経営計画「New Value 2019」最終年度に向けて
 中期経営計画「New Value 2019」では、中国を中心にアジア地域での事業規模の拡大と収益性の向上を果たすとともに、新たな製品・サービスの創出などによる事業領域拡大に向けた成長投資を積極的に実施することを基本方針として掲げ、収益基盤の強化と持続的な成長路線の確立を目指しております。
 中期経営計画最終年度の数値目標につきましては、原料価格の上昇や人民元安、スマートフォン関連の市況低迷などから達成は難しい状況にございますが、主力の粘着剤関連製品が中国での大型液晶ディスプレイ関連用途を中心にシェアを伸ばしており、今後さらなる販売拡大が期待できることから、中国の綜研高新材料(南京)有限公司、日本の浜岡事業所の生産能力増強投資を急ぎ、競争優位性の維持・強化を図ってまいります。また、自動車・ヘルスケア等成長分野での次世代製品・サービスの創出に経営資源を積極投入するとともに、グループ全体での販売・開発・生産体制の最適化を追及し、ニーズ対応力やコスト競争力を高め、環境変化に強い収益体質への転換を図ってまいります。
 今後も皆さまのより一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 逢坂 紀行

商品ユニット別売上高の状況

商品ユニット別の状況